【比較】コンデンサーマイク、「P220」と「P420」にはどんな違いがあるのか

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価格が安く、かつクオリティが高いため初心者に人気のあるコンデンサーマイク、AKGの「P220」

これの上位機種にあたるP420も同様に人気で、それぞれに良い点があります。

もちろんP420の方が性能が優れているのですが、この記事では「P220とP420にはどんな違いがあるのか知りたい」

という方に向けて、様々な観点からざっくりと比較していきます。

サウンドハウス→AKG ( アーカーゲー ) / P220 コンデンサーマイク

        AKG ( アーカーゲー ) / P420 コンデンサーマイク

サウンドハウス

指向性

まずは指向性についてです。

P220の前面にはPad、ローカットのスイッチがありますが、指向性切り替えスイッチはありません。

AKG ( アーカーゲー ) / P220 コンデンサーマイク

P420は前面に単一指向性、双指向性、無指向性を切り替えるスイッチがあり、背面にPad、ローカットのスイッチがあります。

AKG ( アーカーゲー ) / P420 コンデンサーマイク

そのため大人数のアカペラや、対面して行うトークを録音する場合などにはP420がオススメです。

サウンド

それぞれの周波数特性を見てみると以下のようになります。

P220

P420

どちらもボーカル録音に適した特性を持っており、P420は中域の明瞭度が高く、2000Hzの段階から少し盛り上がっています。

P220は高域に加え、低域も少し盛り上がっているためふくよかさがあり、低い声の男性ボーカルなどに向いていると思います。

P420にはデュアルダイヤフラム構成が採用

P420にはデュアルダイヤフラム構成が採用されています。これによって近接効果が抑制されています。

近接効果とは、集音する楽器がマイクに近づくほど、低域が強調されてしまう現象のことです。

近接効果が抑制されていれば、ボーカル録音の場合はポップノイズなどの不要な低域をカットしてくれます。

まとめ

P220とP420の違いを見てみると、指向性スイッチの有無や上位機種にしかない構造があり、明らかにP420の方が性能が向上していることがわかります。

ですが1人でボーカルの録音をするだけであれば、P220でも十分活躍できる性能を持っていました。

様々な楽器を録音したい場合はP420がオススメできます。自分に適したマイクを選んで録音のクオリティを上げちゃいましょう。

サウンドハウス→AKG ( アーカーゲー ) / P220 コンデンサーマイク

        AKG ( アーカーゲー ) / P420 コンデンサーマイク

サウンドハウス
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