2019年eイヤホンの有線ヘッドホン部門売り上げ1位の、「MDR-CD900ST」(画像左奥)
音楽業界では赤帯とも呼ばれており、レコーディングスタジオなど、音楽制作の環境に置いていないということはほとんどありません。
一方で青帯とも呼ばれるヘッドホン、「MDR-7506」(画像手前、以降7506)
MDR-CD900ST(以降900st)と似ており、海外で使われることが多いとされるヘッドホンです。
DTMをしている方で900stを買おうとしている方で、「7506のほうが安いし、こっちにしようかな」と思っている方もいると思います。
今回はこの似ている2つのヘッドホンを様々な観点からテンポよく違いを見ていこうと思います。
サウンドハウス⇨SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST SONY ( ソニー ) / MDR-7506
イヤーパッド
この2つのヘッドホンの1番の違いはイヤーパッドだと思います。
厚みが全く異なり、音に大きな影響が出ているので後述します。
MDR-CD900ST MDR-7506900stはとにかくイヤーパッドが薄いです。なのでスピーカー部分との距離が近いです。
僕は薄すぎて奥にある硬いスピーカー部分が耳に当たってつけていると違和感や、物理的に痛かったです。
逆に7506は厚めで、耳への負担が少ないです。
収納性
7506は折りたたむことができ、900stよりも本体の収納性は優れています。
ケーブル部分は900stは2.5メートルのストレートコード、7506は最大約3.0メートルのカールコードです。
ストレートコードを900st本体に巻きつけることで小さくまとまるので結果的に900stの方が収納性があります。
カールコードは場合によってかさばり、重量があるので作業環境によって評価が分かれると思います。
プラグ
細かい違いですが、900stは標準プラグ、7506はミニプラグ&標準変換が付属しています。
音
音の聴こえは個人差があるので全く別のことを言う人もいるかもしれませんが
とりあえず僕が聴き比べた感想になります。
結論から言うと、音はそんなに似ていません、だいぶ違います。
900stは先述した通り、スピーカー部分と耳からの距離が近いので、目の前で演奏しているように聴こえます。そして単純に7506よりも音が大きいです。
逆に7506は音像が奥にあり、中低域がすっきりとして聞こえます。音がまとまっているように聴こえ、900stの方が音に広がりがあるように感じます。
サウンドハウス⇨SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST SONY ( ソニー ) / MDR-7506
価格
MDR-CD900ST ¥15,180-(税込み)
MDR-7506 ¥10,978-(税込み)
販売価格の安いサウンドハウスの方で比較しました。
まとめ
900stのイヤーパッドが気になるのであれば、イヤーパッド、ケーブルその他諸々、交換できるパーツなので好みに合わせて組み替えればOKかなと思います。
結構音が違うのでMIXの段階で聴き比べように2つ持つのもいいです。
僕は普段7506を使っていますが、長時間つけてもそんなに疲れないので結構いいです。900stよりも好きです。
サウンドハウス⇨SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST SONY ( ソニー ) / MDR-7506