【比較】SHUREのイヤホンはどんな構造をしているのか

機材

イヤホンの構造について考えたことはあるでしょうか?音に拘る重要な部分になります。

今回はSHUREの1部のイヤホンに焦点を当てて、「SEシリーズ」の安いモデルと高いモデルの違いを説明していこうと思います。

これがイヤホン選びの参考になれば幸いです。

まずは人気のイヤホンと高級イヤホンの紹介をしていきます。

一番親しまれているイヤホン「SE-215」

SHURE ( シュアー ) / SE215-CL-A クリア

作曲やライブのモニター用としてかなりの方が使われているイヤホン。

価格は1万円前後と一般の方にも求めやすい金額。

クオリティの高いフラットな音でコストパフォーマンスが高いです。

SHURE ( シュアー ) / SE215-CL-A クリア

「SE846」という高級イヤホン

SHURE ( シュアー ) / SE846-CL-A クリスタルクリア

そんなSEシリーズの最上位モデル(KSEを除く)に「SE-846」というものがあります。

価格は10万円越えと、価格がかなり跳ね上がります。

しかしクオリティと信頼度は高く、高域、中域、低域全ての解像度の高さから中田ヤスタカさんなどが使っています。

SHURE ( シュアー ) / SE846-CL-A クリスタルクリア

SE215との金額の差はなぜなのか、根本的な違いとして、イヤホン内部の構造にありました。

その違いを紹介していきます。

構造の紹介

「SE-215」はダイナミック型

ダイナミック型は、磁石からコイルを通じてダイヤフラムを振動させて音を出す構造で、ヘッドホン、イヤホンに問わず一番多く使われています。

(構造の例)

ダイナミック型は、磁石からコイルを通じてダイヤフラムを振動させて音を出す構造で、ヘッドホン、イヤホンに問わず一番多く使われています。

この構造は再生できる周波数帯域が広く、低・中・高音の音をバランス良く発生させます

「SE-846」はバランスドアーマチュア型(BA型)

BA型には内部にバランスド・アーマチュア・ドライバーユニットが内蔵されています。

(構造の例)

ダイナミック型は「磁石とコイルを通じて直接振動板を震わせる」のに対して、

BA型には「磁石とコイルがアーマチュアという金属を振動させ、ドライバーロッドから振動板へ振動を届ける」仕組みで、音の解像度が格段に高いです。

しかし、BA型のデメリットとして再生周波数帯域が狭いということがあります。

例えば中域の解像度はかなり良くても、低域、高域は歪んで聞こえる、などです。

そして技術特許が多いため、製作することが難しい故に高価になります。

一件デメリットが多いBA型だが…?

一見欠点が多いように感じる構造ですが、

バランスド・アーマチュア・ドライバーユニットを一つのイヤホンに複数組み込むことで再生周波数帯域の狭さを補っています。

つまり、再生周波数帯域の違うユニットを組み込むことで高域、中域、低域全ての帯域の解像度を上げることができるのです。

冒頭で紹介したSE-846。

SHURE ( シュアー ) / SE846-CL-A クリスタルクリア

これにはドライバーユニットがなんと4基ずづ搭載されています。

4基それぞれのユニットが各帯域を補う構造こそが高級イヤホンたる所以です。

他のイヤホンの構造も紹介していきます。

SEシリーズを一気に紹介

SE112-GR

SHURE ( シュアー ) / SE112-GR-A グレー

SHURE ( シュアー ) / SE112-GR-A グレー

コストパフォーマンスに優れたモデル、構造はダイナミック型。

しっかりと聞こえる低域と高い遮音性が魅力的です。

SE215

SHURE ( シュアー ) / SE215-CL-A クリア

今回紹介したSEシリーズ人気モデル。

音がフラットに聞こえるため、モニターとしても愛されるダイナミック型イヤホンです。

SHURE ( シュアー ) / SE215-CL-A クリア

SE215SPE

SHURE ( シュアー ) / SE215SPE-A トランスルーセントブルー

215のニュアンスを踏まえ、サウンドをドンシャリ使用にしたスペシャルエディション。

SE215には無いセントラルブルーのカラーリングが魅力的。

SHURE ( シュアー ) / SE215SPE-A トランスルーセントブルー

SE425

SHURE ( シュアー ) / SE425-CL-A クリア

215の上位モデルになります。構造はBA型。

両耳に2基づつ搭載したドライバーユニットで低域と高域をカバーし、バランスのとれたエントリーイヤホン。

SHURE ( シュアー ) / SE425-CL-A クリア

SE535

SHURE ( シュアー ) / SE535-CL-A クリア

BA型でドライバーユニットが3基づつ搭載されたイヤホン。

1基の高域用ツイーターと2基の低域用デュアルウーハーで重厚で奥行きのある音を再現。繊細かつ迫力あるサウンドが特徴です。

SHURE ( シュアー ) / SE535-CL-A クリア

SE535LTD-A

SHURE ( シュアー ) / SE535LTD-A レッド

SE535を日本人の耳に合わせたチューニングを施したモデル。

ボディは鮮やかなカラーリングで、より明るいサウンドとなり、SE535より中域をはっきりと聞き分けられます。

SHURE ( シュアー ) / SE535LTD-A レッド

SE846

SHURE ( シュアー ) / SE846-CL-A クリスタルクリア

今回紹介したBAドライバーユニットを両耳に4基づつ搭載した上位モデル。

本体をカスタマイズしてサウンドをバランス(balanced)、ウォーム(warm)、ブライト(bright)の3つに変化させることも可能なため、自分の好みに近づけられやすいです。

SHURE ( シュアー ) / SE846-CL-A クリスタルクリア

まとめ

いかがでしたでしょうか。

イヤホンの内部構造を簡単に説明しましたが、同じダイナミック型であったとしても、メーカーによって構造が大きく違い、かなり複雑で奥が深いです。

すべての高価なイヤホンがBA型という訳ではなく、あくまでSHUREのSEシリーズをピックアップして紹介してみました。

他にもイヤホン本体に電圧を流すコンデンサ型や今までのイヤホンよりも高機能なハイレゾに対応したもの、ダイナミック型とBA型を組み合わせたハイブリッド型など、

様々なメーカーから世界のトレンドに合わせたイヤホンが発売されていっています。今度は別のメーカーのイヤホンなどを紹介できたらと思っています。

サウンドハウス

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