数あるモニター用イヤホンの中でも、非常に高い人気を誇っているSHUREの「SE215」。
見た目よし、音よし、信頼性よしの素晴らしい商品で、多くの有名アーティストがDTMやライブで愛用していたりします。
ですが、最近ではSENNHEISER (ゼンハイザー )の「IE 40 PRO」というイヤホンがSE215に追いつきそうな勢いで人気を獲得しているみたいです。
個人的にこの二つのイヤホンが気になったので、この記事では「SE215とIE 40 PROどういった違いがあるのか」、「共通している点はあるのか」など、様々な観点から比較していきます。
どちらもクリアカラーで比較しています。今後の機材選びの参考になれば幸いです。
サウンドハウス→SHURE ( シュアー ) / SE215-CL-A クリア
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / IE 40 PRO クリア
共通している点
SE215とIE 40 PROの違いを見ていく前に、まずは共通している点から見ていきましょう。
全く違うメーカーで、それぞれ独自の技術が使われていても、核となる部分は結構似ていたりします。
リケーブル可能
SE215とIE 40 PROはどちらもリケーブルが可能です。
イヤホン本体とケーブルを簡単に外すことができ、断線した時も安心です。
交換用ケーブルには通話ができるモデルや、ワイヤレスモデルもあるので用途の幅も広がります。
また、ケーブルの交換でもサウンドは大きく変わるので自分好みにカスタマイズできます。
カナル型
どちらもカナル型と呼ばれる、耳栓のようにはめ込むタイプのイヤホンになります。
カナル型のサウンドの特徴として、低域をはっきりと聴き取ることができ、音漏れしにくいという点が上げられます。
イヤーピースの種類を変えて、自分の耳に合わせたつけ心地にできます。
シュアがけ
シュアがけはケーブルを耳の後ろから垂らすようにかける装着方法です。
ケーブルが衣類などに擦れることで起こるノイズが軽減されます。
耳からずれ落ちにくくなるため、ライブパフォーマンス用にもオススメです。
異なっている点
共通している部分がいくつかあるSE215とIE 40 PROですが、違いはどこにあるのでしょうか。
この項目で特筆すべき点を紹介します。
見た目
パッと見た感じだと似ているようなシルエットをしていますが、よくよく見ると結構違います。
SE215の本体は内部の構造がはっきりと見えるほどクリアになっており、ケーブル含め全体がクリアになっています。
IE 40 PROの本体は少しくすみがかったボディで、ケーブルに黒と赤色のスタイリッシュな仕上がりになっています。
サウンド
SE215は変に味付けされていないフラットに近いサウンドになっており、音像も細かく把握できるので、MIXなどのサウンドのバランスを聴き取る際におすすめです。
IE 40 PROのサウンドはフラット寄りですが215よりもふくよかな低域を楽しむことができ、大音量時でも歪みにくい構造になっているので、ライブパフォーマンスに向いています。
周波数特性の違いもあり、数値は以下のようになります。
SE215 22〜17,500Hz
IE 40 PRO 20~18,000Hz
数値で違いを見てみると、IE 40 PROの方が聴き取れる帯域が広くなっています。
価格
価格はサウンドハウスを基準に税込みで比較してみました。
SE215 ¥12,738-
IE 40 PRO ¥11,880-
SE215がほんの少し高いですが、さほど差はありません。
まとめ
SE215とIE 40 PROの似ている部分も見つつ、違いを見ていきました。
1つ言えることは、違はあってもどちらも1万円前後で購入できるコストパフォーマンスに優れたイヤホンだということです。
サウンドの若干の違いはありますが、使っていてテンションを上げてくれる機材を使うのも大切です。
初心者の方は見た目を重視して選んでみてはいかがでしょうか。
サウンドハウス→SHURE ( シュアー ) / SE215-CL-A クリア
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / IE 40 PRO クリア