SHUREは今までプロのアーティストを意識して作られたイヤホンを販売していましたが、新たにAONIC(エオニック)シリーズと呼ばれるタイプの複数のイヤホンが登場しました。
AONICシリーズが何かと言うと、音楽を楽しむことに重点を置いた構造で、モニター用というよりもリスニング用として作られたシリーズです。
そのシリーズの中でも、今回は小さな見た目にパワフルな性能が詰まったイヤホン、「AONIC 3」の紹介をしていきます。
SHUREのコンパクトイヤホン、「SE112」と性能の比較も兼ねて、レビューするので今後のイヤホン選びの参考になれば幸いです。
サウンドハウス→SHURE ( シュアー ) / AONIC3 SE31BABKUNI-A ブラック 高遮音性イヤホン
BA型ドラーバーユニット搭載
一般的なイヤホンにはダイナミックドライバー型と呼ばれる、スピーカーにも採用されているようなユニットを搭載しています。
ですがAONIC 3はBA(バランスドアーマチュア)型と呼ばれる、複雑な構造で音の解像度を上げているドライバーユニットが1基搭載されています。
SHUREのイヤホンの内部構造については過去に記事にしているので気になった方は是非見てみてください。下記の文章から飛ぶことができます。
通話用マイク、音量調節ボタン標準搭載
AONIC 3には通話用のマイクと音量調節ボタンが標準で搭載されています。
裏側にはAndroidとiOSの切り替えスイッチもあり、どちらのデバイスでも使えるようになっています。
通話と音量調節どちらもできるイヤホンは本来、片側に重量が傾きがちですが、AONIC 3は重量をかなり軽減しており、違和感を感じにくいです。
SE112と性能比較
AONIC 3と同様にコンパクトサイズのSHUREが販売するSE112とはどれくらい違うのでしょうか、複数の観点から違いを見ていきます。
SE112の詳しいレビューは過去に記事にもしています、参考にどうぞ。
【SE215と比較】SHUREの格安イヤホン「SE112」レビュー
見た目
まずはSE112から見ていきます。
SE112はカラーバリエーションはグレー単体でケーブルと本体が一体化しております。
耳に装着する際はSE112のデザイン上「シュア掛け」と呼ばれる耳の後ろにケーブルをかけるようにする方法と、一般的な下に垂らす方法どちらも可能になっています。
AONIC 3は黒と白2色のカラーバリエーションがあり、そのどちらにも1部クリアパーツが使われているため、内部を少しだけ見ることができます。
またケーブルと本体を分離させることができ、SHUREのイヤホン関連のケーブルに付け替えられます。
装着方法はシュア掛けです。
サウンド
AONIC 3は先述した通り、内部にBA型ドライバーユニット1基が内蔵されているのに対して、SE112はダイナミック型のドライバーユニットのため、サウンドはかなり違いがあります。
SE112が低域をしっかりと出ており、迫力のあるサウンドが楽しめます。
AONIC 3はSE12よりも音の解像度、特に低域のクオリティが高く、中域の存在感が強めですが変に味付けされていないバランスのとれたサウンドになっています。
価格
サウンドハウスを基準にしたところ
SE112 ¥4,310(税抜)(¥4,741 税込)
AONIC3 ¥19,800(税抜)(¥21,780 税込)
となりました。
サウンドハウス→SHURE ( シュアー ) / AONIC3 SE31BABKUNI-A ブラック 高遮音性イヤホン
まとめ
AONICはリスニング用と言いましたが構造はモニター用イヤホンと同じかそれ以上の性能を持っています。
SE315の反省点を踏まえたE4の後継機といった感じでしょうか。
AONICシリーズはSHUREが一般の方にも広く浸透するための1歩のように感じます。
内部構造のモデルもそうですが、外箱のデザインも挑戦的です。
サウンドハウス→SHURE ( シュアー ) / AONIC3 SE31BABKUNI-A ブラック 高遮音性イヤホン