「ビンテージ用のマイクを使ってみたいけど高すぎたり、売ってなかったりして手が出せない。」
「3万円代のマイクを持っているけど少しいいやつに買い換えたい」
普段から宅録などレコーディングをされている人が抱えがちな悩みですがそのどちらも同時に解消してくれるメーカーが存在します。
それが「WARM AUDIO(ウォームオーディオ)」というメーカーです。
このメーカーの開発している機材はコストパフォーマンスに優れ、今では手に入らないような機材の構造を意識したものが多くあります。
今回はC414を模したコンデンサーマイク「WA-14」について紹介していきます。
C414とは
1962年にC12Aという名で販売され、この数十年の間、名前を変えつつ今でも使われているコンデンサーマイクです。
ボーカル、アコギ、エレキにはもちろんのこと、ドラムから離れた場所に立てるアンビエント用やシンバルを集音するためのトップとしても役立っています。
今AKGからC414という名前で販売されているマイクは2種類あって、フラットに録音できる「C414B-XLS」と癖がありサウンドがより際立つ「C414B-XLII」があります。
サウンドハウス→AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLS コンデンサーマイク
AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLII コンデンサーマイク
WARM AUDIOとは
19世紀から今日に至るまで音楽シーンを支えてきたマイクやマイクプリ、EQなどをクローンとして現代に蘇らせ、破格の値段で販売しているメーカーです。
内部構造やパーツまで当時の機材を意識しており、愛を感じる機材が多いです。
中でもノイマンのU87に似せてあるWA-87は売り切れになることがあるほど人気があります。
格安でU87が使える?、WA-87(WARM AUDIO)とは?コンデンサーマイクをレビュー!
WA-14の特徴
見た目
ぱっと見の雰囲気は似ていますがヘッド部分が丸みを帯びています。
そして見た目の1番の特徴は前面の切り替えスイッチです。
前指向性、無指向性、双指向性の3パターンの切り替えが可能です。
その隣には一つ前の世代である「C414B-ULS」と同じで-10、-20のパッドスイッチがあり背面には特に何もない為、ローカットスイッチがありません。
なので無駄な部分を省いたWARM AUDIOのオリジナリティが感じられます。
サウンド
サウンドは1970年代を意識していますが音のキャラクターそのものは最新機種と大きくブレておらず、ビンテージ感を出しつつ、AKGのC414を使っているのではないかと錯覚させます。
公式サイトの周波数特性を見てみるとかなりフラットに録音ができると言えるので、今のモデルでいうとC414B-XLSが少し近いのではないかと思われます。
価格
C414とWA-14それぞれの価格になりますが
AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLS ¥73,800(税抜)(¥81,180 税込)
AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLII ¥79,800(税抜)(¥87,780 税込)
WARM AUDIO ( ウォームオーディオ ) / WA-14 ¥52,800(税抜)(¥58,080 税込)
となりました。WA-14は他と比べて若干ですがコストパフォーマンスに優れていました。ビンテージ機材を今買うとなれば10数万すると考えれば妥当な値段だと言えます。
まとめ
ビンテージサウンドを手に入れたい、そこしでも安く414のサウンドを手に入れたいという方にオススメなWA-14の紹介でした。
最新機材との値段の差はさほどないのでブランドで選びたい方はC414を、1970のサウンドを意識した録音にこだわってみたい方はWA-14を選んでもいいと思います。
サウンドハウス→WARM AUDIO ( ウォームオーディオ ) / WA-14 コンデンサーマイク
AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLII コンデンサーマイク
AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLS コンデンサーマイク