マルチトラックレコーダーとして、リハーサルスタジオのレンタル品としても見かける「LiveTrak L-12」はその圧倒的インプット数でミキサー機能が付いているのですが、なんとオーディオインターフェースとして使うこともできます。
今回はオーディオインターフェースを買いたい人に向けて、L-12が持つ複数の機能も兼ねてレビューしていこうと思います。
複数マイクや楽器を接続できるインターフェースを使われたい方、必見です。
サウンドハウス→ZOOM ( ズーム ) / LiveTrak L-12 デジタルミキサー
圧倒的インプット数
L-12の特徴はそのインプット数です。
モノラル×8、ステレオ×2のチャンネルがあり、10のフェーダーで音量を調節できます。これだけのチャンネル数にも関わらずサイズはコンパクトで重量も持ち運べできるほどです。
マルチトラックレコーダーなので、パソコンに接続しなくてもL-12単体で録音が可能です。
インターフェース機能搭載
L-12をUSBオーディオ・インターフェースとして使用する際は、インプットの12チャンネル分と、12チャンネルを全て合わせたマスターLRを合わせて14イン、4アウトで使用可能です。
12トラックを同時録音でき、フェーダーも機能します。
マルチトラックレコーダー使用時は24ビット/96kHzに対応していました、オーディオインターフェースとして使用すると最大で24ビット/48kHz対応なのでハイレゾ音源を製作したいという方は注意が必要です。
iOSにも対応
L-12にはパソコンに接続する方が多いと思いますが、 iOSデバイスにも対応しています。
なのでiPadなどで操作が可能で、パソコン同様に14イン、4アウトで使用可能です。
ループバック機能あり
配信する方に嬉しいループバック機能も搭載されています。
ループバック機能とは、パソコンの音を一度インターフェースに送り、楽器の音とタイミングを合わせてパソコンに送り返す機能です。
例えば、配信でパソコンに取り込んである曲に合わせて歌ったり、演奏したりするときにインターフェースからの音だけ少し遅れてしまうことがあります。そこでループバック機能を使えば音のズレを直してくれるので、視聴者に違和感を感じさせないです。
誰におすすめか
L-12が誰にオススメかというと、
「複数複数人で配信、録音されたい」
「手元で直感的な操作がしたい」向けの機材です」
「インターフェースを外に持ち運んでミキサーとして使いたい」
そういった方に向けてオススメします。
まとめ
L-12一つでミキサー、マルチトラックレコーダー、オーディオインターフェースの3つが手に入ると思うとかなりお得なように感じます。
家ではDTM、外ではイベントやライブといったようにアクティブな活動をされている方はL-12の使い勝手がわかっている状態であれば、複数の現場で柔軟な対応ができるのではないでしょうか。
インプット数とサイズを抑えたL-8も存在します。
サウンドハウス→ZOOM ( ズーム ) / LiveTrak L-12 デジタルミキサー