「3万円程度で買える入門用マイクが欲しい」「1万円代のマイクを使っていたけど、ワンランク上のマイクに買い換えたい」
そういった方にオススメできるマイクの候補に「C214」や「AT4040」があります。
どちらも3万円代のコンデンサーマイクですが、どちらを選べばいいのか分からないという方もいると思います。
この記事では、「どちらも同じ価格帯だけど、どんな違いがあるのか」「自分に合っているマイクはどっちなのか知りたい」
という方に向けて、様々な観点から比較していこうと思います。
サウンドハウス→AKG ( アーカーゲー ) / C214 コンデンサーマイク
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT4040 コンデンサーマイク
共通点、パッド、ローカットのスイッチが搭載
まずはC214とAT4040の共通点はどちらもマイク本体にパッド、ローカットのスイッチがある点です。
C214は上位モデルである「C414 XLⅡ」のサウンド面を引き継ぎ、機能と価格を削っていることがコンセプトになっている為、指向性は単一指向性のみですが、マイク本体にパッド、ローカットスイッチが側面に搭載されています。
AT4040も同様に単一指向性のみで、背面の下部に-10dbのパッド、ローカットスイッチの両方が搭載されています。
パッドスイッチの値がC214は-20db、AT4040は-10dbなので、ギターアンプなどの楽器にベタ付けして録音したい場合はC214が良いと思います。
周波数特性
それぞれの周波数特性は以下のようになります。
C214
AT4040
どちらも20~20,000Hzという周波数特性を持っており、AT4040は比較的フラットに近い周波数特性を持っています。
C214は中域が若干削れており、高域と低域が盛り上がっているため、ドンシャリのような特性となっています。
サウンド
聴き比べてみたところかなり違いが見られ、どちらも周波数特性通りの印象を持ちました。
AT4040はフラットに録音できるため様々な声質に対応でき、原音に忠実なサウンドが欲しい方に向いているサウンドでした。
C214は高域のシャリシャリ感あるため存在感があり、シンバルやハイハットなどの金物にも向いているサウンドでした。
まとめ
C214とAT4040の違いを見ていくと、録音する楽器、スタイルによって使い分けられるほど違った個性を持っていました。
フラットな周波数特性によって原音に忠実なサウンドが欲しい方にAT4040がオススメです。
C414はサウンド面ではC414 XLⅡとほぼ同等の性能を有している為、最低限の機能で良いからC414のサウンドが欲しいというう方にオススメできます。
サウンドハウス→AKG ( アーカーゲー ) / C214 コンデンサーマイク
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT4040 コンデンサーマイク