SOLID STATE LOGIC ( ソリッドステートロジック )といえば言わずと知れたメーカーで、そのコンソールは数々のレコーディングスタジオで採用されています。
あなたが聴いた事のある曲にも、SSLに搭載されたマイクプリやエフェクトはきっと使われているでしょう。
この記事では「SSLの機能を手軽に使いたい」と考えている人のためのアナログミキサー、SOLID STATE LOGIC の「SiX」の紹介をしていきます。
SSLの要素が凝縮されているSiXにはどんな機能が備わっているのか、魅力を見ていきましょう。
サウンドハウス→SOLID STATE LOGIC ( ソリッドステートロジック ) / SiX
コンパクトになったSSLコンソール
SiXはSSLのコンソールを小さくまとめたような見た目になっており、使う人のモチベーションを高めます。
簡易レコーディングスタジオ用のミキサーとしても使えるようにトークバック回路、センドリターンが搭載され、外部のエフェクトを運用する際もスムーズに行うことが可能です。
他のミキサーよりも比較的サイズはありますが、それだけサウンドを良くするための機能が詰まっており、デスクに置いて使う事ができるほど小さくまとまっています。
ノイズ、歪みの少ないマイクプリ
内蔵されているマイクプリはSSLの大型コンソールに使われているものと同じものが使われており、SiXを通すだけでもサウンドは大きく変わります。
他のミキサーに内蔵されたマイクプリに比べ、圧倒的に大きい66デシベルの振り幅を持ち、かつ非常に少ないノイズと歪みで、原音に忠実な音が得られます。
新設計のコンプレッサーと2バンドEQ
SiXの1、2chには過去のSSLにはない新設計のコンプレッサーが搭載されています。
スレッショルドだけが変更できるワンノブコンプで、誰でも簡単に扱うことができます。
固定されているアタック、リリース、レシオの数値は、様々な楽器に合わせられる設定になっており、ボーカル以外にも役立ちます。
また、同様のチャンネルにハイとローの2バンドEQが搭載されています。
EQの操作ができるのはゲインのみで、周波数帯などはワンノブコンプ同様、音楽的に使いやすい設定で固定されています。
定番のGシリーズ バスコンプが搭載
SiXにはSSLのコンンソールではお馴染みのGシリーズ・バスコンプがマスター部分に搭載されています。
SiXに内蔵されたバスコンプの回路は、過去に活躍してきたコンソールに内蔵された回路と同じですが、使われているチップは現代的なものが使われているそうです。
このバスコンプだけで数十万するため、SiXのコストパフォーマンスは非常に優れているといえます。
まとめ
SiXに搭載されたコンプやEQ、マイクプリは、歴代のSSLコンソールに搭載されたもの、もしくはブラッシュアップされたもので、かつ価格とサイズ感を抑えてくれています。
コンパクトなため個人で活動されている方にはもちろんのこと、小規模のレコーディングスタジオのミキサーとしてもオススメです。
SiXは今までの録音、MIXでの音作りを大幅に変化させてくれるため、あなたが最上級のミキサーが欲しいと感じた時、絶対にチェックしておくべき機材です。
また、SOLID STATE LOGICからオーディオインターフェースも販売されているため、合わせて使うとなお良いでしょう。
サウンドハウス→SOLID STATE LOGIC ( ソリッドステートロジック ) / SiX
SOLID STATE LOGIC ( ソリッドステートロジック ) / SSL2+ USBオーディオインターフェイス