高級マイクには内部に真空管が内蔵されていたり、U87のように真空管の温かみをシミュレートしたFET回路を内蔵したマイクが存在します。
ですが、真空管、FET回路どちらも内蔵したコンデンサーマイクが存在します。
それがLEWITTの「LCT 940」です。
この記事では「高級マイクが欲しい」「LCT 940の性能が知りたい」
という方に向けて、LCT 940の魅力を紹介していきます。
サウンドハウス→LEWITT ( ルウィット ) / LCT 940
真空管が前面から見える本体
LCT 940のマイク本体の前面には真空管が搭載されており、創作意欲を掻き立てるような高級感ある見た目をしています。
内部には真空管だけでなく。真空管の良い部分をシミュレートした温かみのあるFET回路も内蔵されており、組み合わせることでサウンドに様々な変化を与えます。
全体はダイキャストのボディで重量感があり、真空管が見えるウィンドウ部分は特殊加工によって電磁干渉を防いでいます。
真空管とFET回路は27段階でブレンド可能
先述した通り、マイク本体には真空管とFET回路が内蔵されており、組み合わせ可能です。
付属している専用の電源ユニットで調整をすることができ、27段階と非常に細かくブレンドできます。
真空管の柔らかなサウンドと、FETの電子回路をイメージさせる暖かくもハリのあるサウンドを好きなように組み合わせることで、自分の声や楽器の特性に合わせたサウンドが見つかります。
合計9タイプの指向性
LCT 940はブレンド具合に加え、指向性も細かく調整することが可能です。
全指向性、ワイドカーディオイド、単一指向性、超単一指向性、双指向性の基本的な指向性に加え、中間に位置する4つの指向性があり、合計9タイプから選べます。
これによって人数が多い場合や、動きのある録音にも柔軟に対応できるといえます。
4段階のPAD、ハイパスフィルター
LCT 940の電源ユニットで調整きるのは指向性とブレンドだけではありません。PADとハイパスフィルターもそれぞれ4段階の調整が可能です。
PADは0、6、12、18dBから選ぶことができ、大音量による歪みを気にする必要がありません。
ハイパスフィルターはリニア、40、150、300Hzから選択でき、楽器の特徴に合わせた使い方ができます。
まとめ
LCT 940はマイク本体に内蔵された真空管とFET回路によるブレンドによって27種のサウンドを演出できるマイクです。
付属の電源ユニットはブレンド具合、指向性、PAD、フィルターの細かな設定ができるため、ほとんどの録音環境に適応できます。
どんな声質のボーカリストにも対応できるマイクが欲しい、と考えている方には特にオススメできるハイエンドモデルです。
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