ボーカル用マイクの有名メーカーといえば、オーディオテクニカが挙げられ、特に録音に特化したAT4040やAT4050などのATシリージはかなりの人気を誇っています。
そんなメーカーから出ているライブ用のダイナミックマイクも高性能で、中でもAE6100とAE4100は割と人気があります。
個人的に違いが気になったので今回この記事では
「AE6100とAE4100の違いがわからない」
「ライブ用のマイクを探している」
という方に向けて、それぞれのマイクの違いを様々な観点で比較しつつ、魅力を紹介していきます。
今後の参考になれば幸いです。
サウンドハウス→audio technica ( オーディオテクニカ ) / AE4100
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AE6100
共通している特徴
違いを見ていく前に、まずは共通している特徴を見ていきましょう。
AE6100、AE4100はどちらも同じ、オーディオテクニカのAEシリーズということもあっていくつかあります。
見た目
AE4100、AE6100の見た目の違いはほとんどありません。
ダイキャストのボディによって重厚な仕上がりになっており、グリルと本体の境目にメーカーと商品名が描かれています。
価格
サウンドハウスで比較したところ、どちらも税込で¥18,480-と、全く同じ価格設定になっていました。
公式の販売価格も全く同じなのでどちらかが安くなっているということもありません。
様々なノイズを軽減する構造
AEシリーズは様々なノイズを軽減する構造になっています。
集音部分を覆っている硬化スチール製アウターグリル、ファインスチール製メッシュ、オープンセルフォームの3層構造はポップノイズや歯擦音を軽減し、高域の明瞭さを維持しています。
また、Dual Acoustic Chamberと呼ばれるボディが二重になった構造によってハンドリングノイズを発生させません。
AE6100、AE4100にはどんな違いがあるのか
共通している部分が多い2つのマイクですが、違いはどこにあるのでしょうか。
この項目で大まかな違いを紹介します。
周波数特性
AE4100、SE6100はどちらもボーカルを際立たせるサウンドになっていますが、周波数にかなり違いがあります。
4100↓
6100↓
画像引用サイト(https://www.audio-technica.co.jp/product/AE6100、https://www.audio-technica.co.jp/category/microphone/vocal)
AE6100の高域が少し盛り上がっており、ハイトーンボイスを綺麗に聴かせたい方にオススメできるといえます。
AE4100はバランスのとれた特性になっているので、音楽ジャンルを問わずオススメできます。
指向性
周波数特性に加え、指向性にも大きな違いがあります。
AE4100の指向性はカーディオイドと呼ばれ、前面からの音をよく集音してくれます。
AE6100はハイパーカーディオイドと呼ばれ、カーディオイドと同じ前面からの音を集音しますが、その範囲がかなり狭くなっています。
マイキングにシビアですが周囲の不要な音を拾わず、ハウリングに強いです。
余談ですが指向性の種類でハイパーカーディオイドとカーディオイドの中間に位置するスーパーカーディオイドも存在します。
まとめ
見た目が非常に似ているAE4100とAE6100ですが、比較してみるとサウンド面に大きな違いが見られました。
良い悪いは人それぞれなので、自分の歌うスタイルを踏まえて最適なモデルを選ぶことが大切になってきます。
オーディオテクニカのコンデンサーマイクやヘッドホンを普段から愛用している方は、AE4100、6100どちらのサウンドのキャラクターもきっと気に入ります。
サウンドハウス→audio technica ( オーディオテクニカ ) / AE4100
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AE6100