流行り廃りが激しい音楽業界ですが、音楽機材も同じように流行があります。
そんな中、2019年10月に新たに出てきたヘッドホンが注目を浴びています。
それがAKGのモニター用ヘッドホン「K240 Studio-Y3」です。なんでも海外のレコーディングや動画配信などのジャンルで、多くのエンジニアが使用されているそうです。
プロが扱うヘッドホンは安くても1万円を超えますが、K240 Studio-Y3は1万円以下の価格で手に入れることができ、AKG独自の特許技術が盛り込まれています。
この記事では「K240 Studio-Y3の性能が知りたい」「ヘッドホン選びに悩んでいる」という方に向けて
K240 Studio-Y3がおすすめの理由を紹介します。
セミオープン型ヘッドホン
K240 Studio-Y3は半開放型とも呼ばれるセミオープン型のヘッドホンで、スピーカー部分が裏側から一部見える構造になっています。
セミオープン型は中高音域の抜けが良く、長時間着用していても聴き疲れしにくいモデルが多いという特徴を持っています。
デメリットとしては音漏れが激しい点になります。
ちなみに開放型や密閉型も存在し、世界的に有名なSONYのヘッドホン、MDR-CD900STは密閉型です。裏側が密閉されている構造で、低域の鳴りをよく聴き取ることができます。
音漏れしにくいですが、開放型と比較して聴き疲れしやすいモデルが多いという特徴を持っています。
独自の特許技術「バリモーション・テクノロジー」
K240 Studio-Y3にはAKG独自の「バリモーション・テクノロジー」という特許技術が使われています。
簡単に説明すると、スピーカー内部のダイヤフラムを内側と外側で厚みの違う素材を使い、無駄な振動を防いでいます。
無駄な振動がないことで突出した帯域がなく、安定した状態で定位を聞き取ることが可能です。
セミオープン型の構造も相まって、中高域の繊細な音を聴きたいときにオススメできるヘッドホンとも言えます。
装着感の良いイヤーパッド
K240 Studio-Y3の装着感は長時間の使用を助けてくれます。
上下左右に可動することで頭の形にフィットし、厚みのあるイヤーパッドが全体を包み込むように覆うので耳への負担が軽減されています。
頭頂部のヘッドバンドは、セルフアジャスト機能によって装着した時に自動で長さを調整してくれるので、誰かに曲を聴いてもらう時などに便利です。
まとめ
K240 Studio-Y3は付け心地の良い装着感と、長時間の使用を意識した構造で、一般的なヘッドホンよりも耳に馴染む方は多いと思います。
特許技術を採用しているコストパフォーマンスに優れたモデルは、1万円以下の他のヘッドホンにはないのではないでしょうか。
気軽にDTMを始めたい人、密閉型ヘッドホンと併用したい人にはオススメのヘッドホンです。
AKG ( アーカーゲー ) / K240 Studio モニターヘッドホン