【リファレンス曲の聴き比べにおすすめ】MIXの手助けをするADPTR AUDIO 「Metric AB」レビュー

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今回の記事はMIXで悩んでいる人向けの記事です。

MIXをするときにリファレンス曲(MIXの参考にする楽曲)をいくつか用意して、自分の曲と聞き比べながら作業する人は少なからずいるのではないでしょうか。

僕は今までリファレンス曲をiTunesを立ち上げて、DAWと交互に再生するというかなりめんどくさいことをしていました。

そんなときに見つけた便利なプラグインがPlugin Alliance(プラグインアライアンス)で買うことができるADPTR AUDIO 「Metric AB」です。

このプラグインは曲の聴き比べに最適な機能が備わっていて、尚且つ音圧や左右の広がりを確認するメーターとしても優秀です。

どんなことができるのか、使い方も兼ねてざっくり紹介していきます。

Plugin Alliance⇨ Metric AB

注意点

まずはじめにですが注意点が3つあります。

まず一つ目、このプラグインはDAWの一番最後、つまり「マスタートラックの一番最後」にかけてください。

そうしないとリファレンス曲にも無駄なエフェクトがかかってしまって、正確な聴き比べができなくなっちゃいます。

二つ目、ストリーミング配信の曲は読み込めないです。

リファレンス曲はCDから読み込んだ曲か、ダウンロードしたものの中から選んでください。

三つ目、英語表記じゃないと読み込ませた曲が文字化けします。

これら3つに注意していきましょう。

それでは解説に入ります。

自分のMIX楽した音源とリファレンス曲を瞬時に切り替えて聴くことができる

Metric ABに曲を読み込ませるとこのように波形が出てきます。

A|Bとある丸いところをクリックすることで自分のMIXと読み込ませた曲を瞬時に切り替えることができます。

これがMetric ABでできる一番便利な機能で、その他聴き比べるためのサポートも充実しています。

その一つが再生スタートのタイミングやループも、PLAYBACK MODEから最大4パターン設定して瞬時に切り替えられることです。

こんな感じ

音量差もボタン一つで統一可能

MIX初期段階では音圧がなく、リファレンス曲と音量の差がかなりあると思いますが、Matchをクリックすれば読み込ませた楽曲を調整して音量差を狭めてくれます。

最大で16曲を読み込むことができる

この1つのプラグインの中に最大で16曲を読み込ませておくことができ、切り替えるのもクリック一つで簡単です。

優秀なメーター機能

Metric ABで視覚化できるものを項目ごとに解説していきます。

Spectrum

周波数帯域ごとの音量を確認できます。

ちなみにこんな感じで

自分のMIXと同時に見ることもできれば

重ねて見ることもできます。

これから紹介する機能も同じことができます。

Correlation

左右の位相差を帯域ごとに確認できます。

Stereo Image

左右の広がり、音量の差を確認できます。

左右で別の楽器を鳴らしているときに音量のバランスがとれているかもある程度確認できます。

Dynamics

音の強弱の変化を確認できます。

マキシマイザーをかけると値が下がって波形の上下する頻度も少なくなるので、必要以上に波形を潰していないかのチェックにも使えます。

Loudness

ラウドネス、ヒトの聴覚が感じる音の強さを確認することができます。

Integrated 総合的なラウドネス値

Short term 3秒単位のラウドネス値

Momentary 瞬間的なラウドネス値

この3つのメーターをメインに見ることができます。

まとめ

クリック一つでリファレンス曲と自分のMIXを聴き比べられるので時間短縮につながると思います。DAW上で完結するというのも使いやすいポイントです。

僕と同じように別でアプリを立ち上げていたり、リファレンス曲用トラックを別で用意して聞き比べてる人にはとてもおすすめします。

この記事が今後のMIXの役に立てば幸いです。

Plugin Alliance⇨ Metric AB

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